V字回復の経営
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三枝 匡
日本経済新聞社
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2008.05.27.mp3


巨額の赤字を垂れ流し続けても、それを自分の痛みとして感じない社員たち。

経営者すら、その事実に気づかず、階層化された組織のフィルターで上がってくるうちに薄れてしまった、耳障りの良い情報に慣れさせられていく。

大企業病、そんなひと言では片付けられない、不治の病に等しい状態に冒されている会社。

そんな会社を、2年で黒字に変換するという実話をもとにした企業変革ドラマ、それがこの本だ。



やる気のない社員、抵抗する社員、我関せずと風見鶏のように状況をうかがう者、etc・・・。

既知感を感じずにはいられない描写が、この物語の真実性をさらに強めている。

それもそのはず、この物語は複数の会社で実際に行われた企業再生がモデルになっており、主人公の黒岩は、日産のゴーン氏を髣髴とさせる。



著者の三枝氏は、コンサル会社で数々の事業再生を手がけたプロ中のプロ。

そんな彼だからこそ描けるリアルな物語は、厚い本でありながらも時間の経過を忘れさせてくれる。



読み終えてつくづく感じたのが、改革には熱い志と不退転の覚悟、そして研ぎ澄まされた戦略のフレームワークが必要なのだと。

よく、マインドとフレームワークはトレードオフのように語られ、MBAの知識なんて現場では役に立たない!などとうそぶかれることがある。

これを読んで、つくづく両者は絶対必要なのだと思った。



組織の中で生ぬるい環境に浸っていることは、その本人が一番気づきにくいもの。

もし、この本に出会い手に取ることになったなら、それはあなたが何らかの理由でそのことに気づく必要があったからかもしれない。

その選択肢は、常に自分が握っているのだ。


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〜今日も充実生活〜
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5:00起床、朝ラン。でも、寒くてすぐに引き返しました。
コメダ朝勉。新しい本に突入。かなりショックな本です。
言うは易し、行うは楽し。
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